2010年7月30日金曜日

猛暑に食べるたい焼き

暑い毎日です。そんな猛暑のある日、ふと、たい焼きが食べたくなりました。早速、藤沢本町のハッピーちゃんへ。「たい焼き2つください!」、ハッピーちゃんという店名はどこから?・・・と思わせる、おじさんが「ハイ、何にしますか?」、「2つともおぐらで!」・・・・さすがにソフトクリームなども販売していましたネ。



ハッピーちゃんのたい焼きはごく普通のたい焼きなんですが、実は冷めても美味しいんです。甘味を抑え気味。猛暑の中、あえてアツアツでないたい焼きを冷たい麦茶でいただきました。う~ん、美味しかった!しばしハッピーな昼下がりでした。(上)

2010年7月26日月曜日

「ごびらっふの独白」

「幸福っていうものはたわいなくっていいものだ。俺は今、土の中の靄のような幸福に包まれている。」
蛙の詩人として有名な草野心平の詩に「ごびらっふの独白」という詩があります。
「みんな孤独で、みんなの孤独が通じ合う確かな存在をほのぼのと意識し、うつらうつらの日々を過ごすことは幸福である。」
「考えることをしないこと。夢を見ること。」
「俺の単簡な脳の組織は、いわばすなわち天である。美しい虹だ、ばらあらばらあ。」
ごびらっふというこの蛙のように、考えることをしないことは不可能ですが、夢はあきらめずにいつまでも持っていたいです。(金)

2010年7月20日火曜日

「ヒューモアとしての唯物論」

 もう何年前になるか忘れてしまったけれども、柄谷行人という哲学者が「ヒューモアとしての唯物論」というエッセーを書いたことを、その内容は定かに覚えていないけれども、記憶しています。
その昔、蓮如という僧が御文章と呼ばれる手簡の中で「白骨の章」という文章を書いたことを、今夜は想い起しています。どちらも人間の様相を鋭く見抜いた稀代の名文章と感じています。二つの文章に共通するのは、人間に対するどこか愛情すら感じさせるヒューモアです。
 大部分の精神疾患は、脳の疾患に起因することが現代科学により解明されつつありますが、このことで最も解放されるのは、患者本人とその家族であることは、あまり知られていません。こころというものが、依然としてモノとはかけ離れた、未踏の領域である、という思考の慣習が根強く残っているからです。性格や精神性と呼ばれるものと、あなたの病気は無関係です、それは単なる脳の疾患に過ぎません、と告げられることが、いかに患者やその家族を解放するか。それは、唯物論が到達する一つのヒューモアに他なりません。
 亡くなった人間が、その先にどこへ行くのか、到底知るすべはありませんが、この世から姿形が消えてしまうことは紛れのない事実です。朝にはあった紅顔も、夕べには夜半の煙となしはてぬれば・・・ただ白骨のみぞ残れり。
 当たり前ですがいのちとは不思議なもので、親のないいのちはこの世にはありません。その親にはまた親がいて、またその親には親がいる。そんな風にしてつながっている事実は揺るがせようがない。もし永遠というものがあるとしたら、そんな出来事の重なりあいをいうのかもしれません。(金)

2010年7月15日木曜日

ガンバレ!かながわの若き事業者たち(2) 三富染物店

三浦市の三崎港行きバスの終点から歩いて5分、小さな染物専門店があります。染物店といっても三崎は漁港のまち、大漁旗の染物店です。北海道は函館生まれの私。子供のころ、遠洋漁業の函館港を埋めつくさんばかりの無数の漁船が大漁旗を風になびかせて入出港する様が今でも目に焼き付いています。(厳密に言えば、大漁旗というものは本来、新造船祝いに使われもので、のちに漁船が帰港するときに大漁であったことを知らせるために掲げる旗やのぼりのこと、だから私の記憶の真偽は・・・)懐かしい気持ちで、お店に入りました。ご主人と奥様、そして息子さんの三人が笑顔で迎えてくれました。

この店、実は天保4年から染物業を170年以上にわたって営んでいる老舗なのです。江戸時代は幕府の御用職人をして、おもに袢天(はんてん)・幟(のぼり)を、その後は大漁旗も染めるようになり、現在に至っているとのこと。しかも、神奈川県内で大漁旗を今も作り続けているのは、この三富染物店さんだけというではないですか。よかった!跡取りがいた、7代目の三冨由貴さんです。

さすがに今は大漁旗の注文は少なくなったとのこと。そのかわり、最近は結婚式・子供の誕生・節句・開店・還暦・古希・米寿など、様々な祝い事に使われているそうです。とはいうものの厳しい経営環境であることは想像に難くありません。そこで、7代目の三冨由貴さんに期待が高まります。かながわ名産100選にも選ばれている日本の伝統工芸品のひとつです。手造りの伝統の技を活かしつつ、新しいことにも是非チャレンジしてもらいたいと思います。

子供の節句旗

                         結婚祝いの旗

手染めミニ旗

お伺いするたびに、お茶とお茶菓子(和菓子)を出していただきました。今どき、お茶とお茶菓子を出してくださるところなど、めったにありません。手を付けずにいると、「どうぞ、どうぞ召し上がってください」と何度もすすめてくださいます。なんだか、胸が熱くなって、いつも頂戴してきます。三富染物店は伝統の技術と思いを持った、古き良き日本の味わいを感じることができるお店です。由貴さんがその伝統をいかに今の時代によみがえらせるか楽しみです。大安市場は三富染物店の祝い旗、その他の商品の販売を応援します。(上)

2010年7月12日月曜日

ガンバレ!かながわの若き事業者たち

昨日、今年2月(平成22年2月28日)に設立されたばかりの若い会社、株式会社シンクフォーの代表取締役、山下祐さんとほぼ半年ぶりにお会いました。会社設立前にお会いしていたので、無事新会社を設立されたことにまずは一安心。
前身の会社の事業を引き継ぐ形での創業ですので、仕事の実績と実力に安心感はあります。問題はこれから山下カラーをどう打ち出すか、厳しい経済環境の中、新しい事業にどう取り組むかに注目していました。
そのなかでなるほど、期待したいなと思わせる話がありました。それは、株式会社シンクフォーの会社理念であり、山下さんの創業への想いです。その想いは、会社名に表れていました。シンクフォー(SYNCFOR)の名前の意味を紹介しますと、
【シンク「SYNC」】
「synchronize(同期する)」を語源とし、お客様・従業員・地域・社会と同期したものづくりを目指します。同時に「think(考える)」ものづくりを行っていきます。

【フォー「FOR」】
「for(~のために)」を語源とし、・お客様・従業員・地域・社会など会社を取り巻くすべての環境に対して奉仕することを目指します。

株式会社シンクフォーは、研究、試作用機器及び装置の設計・製作、精密機械部品加工などの仕事に取り組む、ものづくりの会社です。(上)

2010年7月6日火曜日

ペットの記念像

山北のNPO法人であるwood voiceでは「ペットの記念像」の製作を始めた。ペットも家族の一員、ペットの思い出を記念像として蘇らせてみませんか・・・というのが製作者の思いだといいます。素材は神奈川県山北産の木材を使用し、品質にもこだわっているとのことです。

大安市場ではこのペットの記念像の販売を行うことにしました。現物を見ると、写真をもとにリアルに製作されているだけでなく、さすがに芸術家たちの手によるもので、芸術作品としても価値が高いものでした。
製作中のペットの記念像です

もちろん全てオーダー品です。価格や製作時間、オーダーの仕方については、大安市場までお問い合わせください。

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